探偵をタウンページで探す場合に気をつけたいこと。

探偵事務所を探す際にはタウンページを使うというひとも多いのではないでしょうか。

タウンページは一家に一冊ずつ置いてあるのが一般的ですし、業種別に近隣の施設や事業所を探すのに便利です。

タウンページには1ページのすべてを使った全面広告や、半ページを使った広告など、広告を掲載することができるようになっています。

こういった広告を使うと消費者の目をひくことができますが、広告を掲載するためにはまとまった費用が必要になります。

たとえば、タウンページのカラーの全面広告を6カ所の地域版に掲載するためには、1ヶ月あたり200万円弱の費用が必要になります。

そのため、消費者側としてはタウンページに全面広告などを掲載している探偵事務所は、事業規模が大きくより多くのひとが利用しているのではないかという印象を持つようになりがちです。

それだけの広告を掲載することができるような経済的な基盤があるということで、探偵事務所としての実績も豊富にあるのだろうと考えがちであるということです。

しかしながら、タウンページにこういった全面広告を掲載することでより多くのひとからの問い合わせを期待しようとしている悪徳な探偵事務所がいる場合もありますので、注意が必要です。

全国展開をしている大手の探偵事務所という体裁で広告をうちながら、掲載されているたくさんの電話番号のほとんどが転送電話になっており、事務所が1つしかないというケースもあるようです。

タウンページで大々的な広告をうつことで、全国展開をしている大手の探偵事務所というイメージを消費者に植え付け、事務所ではなく喫茶店などに消費者を呼び出して100万円を超えるような高額な契約を持ちかけるといった被害が報告されています。

そのため、事務所ではなくそれ以外の場所で会おうとする探偵事務所には十分に気をつけるようにしましょう。

探偵事務所を開業するにあたっては簡単な届出が必要になるだけで、その他に特別な国家資格などのライセンスが必要とはされません。

そのため、一言で探偵事務所と言っても探偵調査のスキルにはさまざまあります。

なかには、消費者をだまして法外な金額を取り立てようと企んでいる悪徳な業者もありますので、探偵事務所を探す際には広告の大きさなどで安易に決めたりしない方がいいでしょう。

まずは広告に掲載されている住所に事務所があるか、事業用の電話回線を引いているしっかりした事業者かどうか、などを確認することをおすすめします。

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